Special cars
「ノスタルジック2デイズ」の会場内では、特別展示車両として貴重な名車を展示いたします。
S54A-1スカイラインGT1964年の第2回日本グランプリ「GT-IIレース」での必勝を期してプリンス自工が製作したスペシャルマシン。スカイライン1500のホイールベースを200㎜延長してグロリア用6気筒G7型エンジンを搭載し、100台を製作した。実戦用車両にはスポーツオプションのウェーバー3連キャブ、5速クロスミッション、ノンスリップデフなどを装着。レースはポルシェ904が勝利したものの、スカイラインGTは2~6位を独占。レース後、このモデルを求める声に応え、出場車と同じウェーバー3連キャブの125馬力仕様のS54B-2型を65年2月にカタログモデルとして正式に発売。会場に展示された車両は、当時の同型車両をベースに、第2回日本グランプリで2位に入った砂子義一さんの39号車と同仕様にしたもので、鈴鹿サーキット50周年に合わせて2012年に「日産名車再生クラブ」がフルレストアした。 |
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スカイライン2000GT-R レーシングコンセプト1972年9月にフルモデルチェンジで4代目のC110型、いわゆるケンメリが誕生。このクルマは、その直後に開催された東京モーターショーにレーシングモデルを出展。それがこの「スカイライン2000GT-R レーシングコンセプト」で、翌73年シーズンからの実戦投入を予感させるカーナンバー「73」が付けていた。しかし73年におきた第4次中東戦争の影響もあり、自動車界は排気浄化や燃費向上などへシフトせざるを得なくなり、日産自動車もワークス活動を休止。新型のGT-Rは実戦投入がなかったことから「幻のGT-R」とも呼ばれた。このクルマは2007年に日産名車再生クラブによってフルレストアされ、同年のNISMOフェスティバルに出展。会場となった富士スピードウェイで初めて走行シーンを披露。誕生から35年後のことだった。 |
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スカイラインGT-R 桑島正美、横山剣 搭乗車両車両協力/ビクトリー50 |
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トヨタ2000GTオープン ボンドカー車両協力/トヨタ博物館 |
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76年式 マツダサバンナGT 片山ワークスカラー車両協力/オートベースシマ、グルービーオート、アームズ、エルオーイーワークス |
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スバル360車両協力/富士重工業 |